瞬祭礼 頭の整理経過 まだまだ自分の中にストンと落ちてきてないんだけど、いつのまにか日が昇ってカラスが鳴いててばちばち労働なのでとりあえずここまでにして寝る。 テーマ ①アイドルの在り方について ②「俺」について ③こはくについて ーーーーー ①アイドルの在り方について ▽根本的に「ファンが見たいと思う姿を見せる」という思いは2人とも一致している。 ▽こはくはファンが見たいと思う姿だけじゃなくて、もっと色んな姿を見せたい。勝手に見られて満足されるだけの存在に甘んじることなく、工夫して、主体的に自分の魅力を発信すべきだと考えてるし、そうあろうとしている。(加えて、やっと掴んだ自由を制限されるのは我慢ならない。座敷牢にいた頃とは違う生き方がしたいし、アイドル「桜河こはく」はそれを実現していける存在のはずだと思っている。) ▽メルも本来は「みんな(特に要)が見たいと思うもの」がどんなHiMERUなのかを一生懸命考えて試行錯誤していた。(こはくはその姿を見て尊敬したり参考にしたりする過程があったはず。) ↓ 今回、メルは要がPBBの流行を喜んで見守っていると推察。Crazy:Bとして活動する自身は、一部の層が熱狂的に支持するPBBに懐疑的、厄介だと思っていたのに、その「平和な世界で暮らす綺麗なアイドル」が要の望むHiMERUの姿だと考えた。 ↓ PBBとしての仕事が大成功をおさめた結果、予想を遥かに超える社会現象になってしまった。「みんな(大衆)が求める姿」が強すぎて、「俺」がこれまで作り上げてきたHiMERUではなくなってしまった(仲間の目から見て)。自身もPBBのHiMERUが要にとって望ましい姿なのかどうか分からなくなってしまった。(【こましか】だけやっておけば必要な名声や金銭は得られる…とかのPBB肯定発言は、本当は納得できていない自分に言い聞かせていたのかもしれない。ニキの「料理人は機械じゃない」の話に沈黙していたのは、こはくの言い分含め、刺さるところがあったからだと思う。) ↓ PBBが事実上破綻したことで、ようやく疑問を抱いていたことを口にできるようになる。活躍の場を狭めてしまうPBBのHiMERUは「HiMERU(2人)」が望むHiMERUの在り方ではないという整理がつく。 ーーーーー ②「俺」について ▽分からないのは、【こましか】に求めたことを「俺」は初めから自覚していたのかどうか。 自覚していなかったと思う要素 ・撮影初日に桜河に話したことは本心だと思う。こはくが「優しい」って受け止めた「真面目に頑張っている人たちがきちんと報われるような世の中であってほしい」とかって発言は、玲明でもがいていた要たちや同じような境遇の人たちに向けられた優しさなんじゃないか。 ・エピローグの「だから『俺』は擬似的に家族としての生活を桜河に求めたんでしょう」が自覚してやってた人の言うこととは思えない。自覚してやってたら「求めてしまった」じゃないか。振り返って自己分析してるように見える。 自覚していたと思う要素 ・こはくの「頑張ってる人を応援したくてこの依頼を受けたんやね?」は「ええ」で決着。その後「同時に、これがHiMERUのやりたかったことなのです」。「同時に」だから「これ」は今までの話とはべつのことを述べてることになる。「己の足で一歩一歩、愛すべきものを拾い集めながら歩んでいく。そういう生き方がしたいと、ずうっと“HiMERU”は願っていたのです」。「これ」を愛しい弟との共同生活と読んだ場合、そういう生き方がしたいと願っていた“HiMERU”は「俺」を指してることになる。 ・エピローグで「数ある仕事の中から【こましか】を選んだ理由に納得がいったわ。要するにわしと“おままごと”がしたかってことやね」に「正しくはある」と答えている。 考えても考えても分からなくてぼちぼち気狂いそうなんだけど、私の今の落とし所としては、「一生懸命やっている小さな組織にも光が当たってほしいと思ってるし、そこが提案している桜河との共同生活がいいな、してみたいなと思った。桜河はどこか弟と似ている気がする。かわいい桜河とこんなふうに仲良く暮らせたら幸せだろうなと考える。ところが番組が予想以上の大当たりになって、ついには桜河が倒れてしまった。そうなって大反省した結果、似ているというよりも桜河に弟の面影を求めてしまっていたことに気づいた。共同生活がしたいと思ったのも、擬似的な家族生活を求めていたんだろうか」かな。 ーーーーー ③こはくについて ▽弟と重ねて見られていたことについてどう思ったのか。 ・再三問いかけたのに頑固はんが折れず、最終的に過呼吸になって倒れたのに振り回されたことについては「気にせんで良ぇよ」の男前が、弟と重ねて見られていたことは「無視できへんわ」なので、だいぶショックだったと思う。 ・重ねて見てたって、たぶん桜河に弟の面影を探して大切にしてたんだろうから、桜河のことを見ていなかったわけでは決してない。むしろ弟の面影を探してたんだから、一生懸命桜河のことを見てたと思う。実際並べられた姿はあんまりピンと来るもんではなかった。でも「最初からわしには優しかった」のが、弟はんに重ねてたからなんかなって思ったら信じらんないくらい寂しかったと思う。 ・要のことは突っ込まれたくないって分かってて、わしはわしやでってちゃんと伝えるために触れた。メルの願いを“おままごと”ってはっきり言った。 ・でも総括すると「今回のことでHiMERUはんの隠してた本音にちょっとだけ触れられたみたいで、わしとしてはうれしかったわ」になるんだよなあ。器がデカすぎる。このHiMERUはんは「俺」のこと言ってんだろうな。 ・家族以外と家族ごっこがしたいなんて気持ちこはくには微塵もわからないし、もうやめてほしくて“おままごと”なんだろうけど、そんなもんを求めてしまう何かがある人が「HiMERUはん」やってことに思いが至ってんだよなあ。普通はちょっとキモいし重いし勘弁してよって自分の気持ちで止まってしまうと思うんだけど、その先に「俺」の姿を見てるんよなあ。そして「うれしかったわ」ってちゃんと伝える。 ・今回ほんとに再三変やでって言ってるのに頑固もんが全く折れず、ついには自由が制限され、二度と戻りたくない姿を理想とされて、挙句倒れるし、起きたら自分と弟重ねて見てたなんて話聞こえてくるし、もう散々だったのに「うれしかった」で締めるんだよなあ。それは今回起こった諸々についてした嫌な思い以上に、ずっと抱いてた「HiMERUはん」のことを知りたいって思いがわずかでも叶った喜びの方が大きいからなのかな。 #ストーリー かんそう 2024/09/15(Sun)
まだまだ自分の中にストンと落ちてきてないんだけど、いつのまにか日が昇ってカラスが鳴いててばちばち労働なのでとりあえずここまでにして寝る。
テーマ
①アイドルの在り方について
②「俺」について
③こはくについて
ーーーーー
①アイドルの在り方について
▽根本的に「ファンが見たいと思う姿を見せる」という思いは2人とも一致している。
▽こはくはファンが見たいと思う姿だけじゃなくて、もっと色んな姿を見せたい。勝手に見られて満足されるだけの存在に甘んじることなく、工夫して、主体的に自分の魅力を発信すべきだと考えてるし、そうあろうとしている。(加えて、やっと掴んだ自由を制限されるのは我慢ならない。座敷牢にいた頃とは違う生き方がしたいし、アイドル「桜河こはく」はそれを実現していける存在のはずだと思っている。)
▽メルも本来は「みんな(特に要)が見たいと思うもの」がどんなHiMERUなのかを一生懸命考えて試行錯誤していた。(こはくはその姿を見て尊敬したり参考にしたりする過程があったはず。)
↓
今回、メルは要がPBBの流行を喜んで見守っていると推察。Crazy:Bとして活動する自身は、一部の層が熱狂的に支持するPBBに懐疑的、厄介だと思っていたのに、その「平和な世界で暮らす綺麗なアイドル」が要の望むHiMERUの姿だと考えた。
↓
PBBとしての仕事が大成功をおさめた結果、予想を遥かに超える社会現象になってしまった。「みんな(大衆)が求める姿」が強すぎて、「俺」がこれまで作り上げてきたHiMERUではなくなってしまった(仲間の目から見て)。自身もPBBのHiMERUが要にとって望ましい姿なのかどうか分からなくなってしまった。(【こましか】だけやっておけば必要な名声や金銭は得られる…とかのPBB肯定発言は、本当は納得できていない自分に言い聞かせていたのかもしれない。ニキの「料理人は機械じゃない」の話に沈黙していたのは、こはくの言い分含め、刺さるところがあったからだと思う。)
↓
PBBが事実上破綻したことで、ようやく疑問を抱いていたことを口にできるようになる。活躍の場を狭めてしまうPBBのHiMERUは「HiMERU(2人)」が望むHiMERUの在り方ではないという整理がつく。
ーーーーー
②「俺」について
▽分からないのは、【こましか】に求めたことを「俺」は初めから自覚していたのかどうか。
自覚していなかったと思う要素
・撮影初日に桜河に話したことは本心だと思う。こはくが「優しい」って受け止めた「真面目に頑張っている人たちがきちんと報われるような世の中であってほしい」とかって発言は、玲明でもがいていた要たちや同じような境遇の人たちに向けられた優しさなんじゃないか。
・エピローグの「だから『俺』は擬似的に家族としての生活を桜河に求めたんでしょう」が自覚してやってた人の言うこととは思えない。自覚してやってたら「求めてしまった」じゃないか。振り返って自己分析してるように見える。
自覚していたと思う要素
・こはくの「頑張ってる人を応援したくてこの依頼を受けたんやね?」は「ええ」で決着。その後「同時に、これがHiMERUのやりたかったことなのです」。「同時に」だから「これ」は今までの話とはべつのことを述べてることになる。「己の足で一歩一歩、愛すべきものを拾い集めながら歩んでいく。そういう生き方がしたいと、ずうっと“HiMERU”は願っていたのです」。「これ」を愛しい弟との共同生活と読んだ場合、そういう生き方がしたいと願っていた“HiMERU”は「俺」を指してることになる。
・エピローグで「数ある仕事の中から【こましか】を選んだ理由に納得がいったわ。要するにわしと“おままごと”がしたかってことやね」に「正しくはある」と答えている。
考えても考えても分からなくてぼちぼち気狂いそうなんだけど、私の今の落とし所としては、「一生懸命やっている小さな組織にも光が当たってほしいと思ってるし、そこが提案している桜河との共同生活がいいな、してみたいなと思った。桜河はどこか弟と似ている気がする。かわいい桜河とこんなふうに仲良く暮らせたら幸せだろうなと考える。ところが番組が予想以上の大当たりになって、ついには桜河が倒れてしまった。そうなって大反省した結果、似ているというよりも桜河に弟の面影を求めてしまっていたことに気づいた。共同生活がしたいと思ったのも、擬似的な家族生活を求めていたんだろうか」かな。
ーーーーー
③こはくについて
▽弟と重ねて見られていたことについてどう思ったのか。
・再三問いかけたのに頑固はんが折れず、最終的に過呼吸になって倒れたのに振り回されたことについては「気にせんで良ぇよ」の男前が、弟と重ねて見られていたことは「無視できへんわ」なので、だいぶショックだったと思う。
・重ねて見てたって、たぶん桜河に弟の面影を探して大切にしてたんだろうから、桜河のことを見ていなかったわけでは決してない。むしろ弟の面影を探してたんだから、一生懸命桜河のことを見てたと思う。実際並べられた姿はあんまりピンと来るもんではなかった。でも「最初からわしには優しかった」のが、弟はんに重ねてたからなんかなって思ったら信じらんないくらい寂しかったと思う。
・要のことは突っ込まれたくないって分かってて、わしはわしやでってちゃんと伝えるために触れた。メルの願いを“おままごと”ってはっきり言った。
・でも総括すると「今回のことでHiMERUはんの隠してた本音にちょっとだけ触れられたみたいで、わしとしてはうれしかったわ」になるんだよなあ。器がデカすぎる。このHiMERUはんは「俺」のこと言ってんだろうな。
・家族以外と家族ごっこがしたいなんて気持ちこはくには微塵もわからないし、もうやめてほしくて“おままごと”なんだろうけど、そんなもんを求めてしまう何かがある人が「HiMERUはん」やってことに思いが至ってんだよなあ。普通はちょっとキモいし重いし勘弁してよって自分の気持ちで止まってしまうと思うんだけど、その先に「俺」の姿を見てるんよなあ。そして「うれしかったわ」ってちゃんと伝える。
・今回ほんとに再三変やでって言ってるのに頑固もんが全く折れず、ついには自由が制限され、二度と戻りたくない姿を理想とされて、挙句倒れるし、起きたら自分と弟重ねて見てたなんて話聞こえてくるし、もう散々だったのに「うれしかった」で締めるんだよなあ。それは今回起こった諸々についてした嫌な思い以上に、ずっと抱いてた「HiMERUはん」のことを知りたいって思いがわずかでも叶った喜びの方が大きいからなのかな。
#ストーリー