うさぎのろぐ

ツイートまとめ
まだぐるぐるはしてるんだけど、結局のところ、こはくに弟の面影を重ねていたというのは「かわいい桜河と過ごす穏やかな時間をあの子とも持てたらよかった」だと思ってる。「俺」は要のことを何よりも大切に思ってるけど、当時は海外にいたし、今も要がちゃんと起きてる時に会えてはいないみたいだし、十条要って人間をよく知らないんだと思う。対して、同じユニットであらゆる出来事を乗り越えてきたこはくのことはちゃんと知ってる。好き嫌いなんかの情報だけじゃなくて、どこまで踏み込んでいいのかとか、自分のことをどう思ってくれてるのかとか。こはくを要の代用品として見たことはきっとない。ただ衣装を着られなくて困ってたから手を貸したらおおきにって言ってくれた。そんな一つ一つが積み重なって信頼になり、絆になり、いつの間にか可愛くてたまらない存在になっていた。桜河と築いた関係が良好だからこそ、弟を守ってやれなかった日から空いたままの心の穴が詰め物を求めてしまった。擬似的な家族関係をこはくに求めたのは、桜河が弟だったらいいなって思いの表れなんじゃないかな。でも「俺」にはかけがえのない弟がいるわけだから、桜河みたいな弟がほしいんじゃなくて、桜河とのような関係を弟とも築けたらって願ってるんじゃないかなって思った。桜河があの子に似ているんじゃなくて、似ている部分を見出すと心が慰められるんだと思う。そもそもあまりよくは知らない弟の愛しい部分をかき集めて、大切にできてると思う桜河の中に探してるんだと思う。それは桜河との関係が理想的なものだから、拠り所になってるからこそで、あくまでも桜河のことを見ている。面影ってまぼろしだから。一方、こはくはどうなんか。相手がどんなつもりであれ、誰かと重ねて見られてたって知ったら誰でも複雑な気持ちになると思う。この人が私に優しいのはあの人と重ねてたから、なんて考えたらゾッとするくらい寂しい。私なら代替にされてたんじゃないかと思ってしまうけど、こはくはそうは思わなかったんだろうな。自分は「俺」の弟じゃないから“おままごと”を求められても困るけど、弟の代替として優しくされてたなんてことは欠片も考えなかった。愛のプロだから、自分に向けられた愛情が本物かどうかくらいちゃんと分かる。自分を通して弟を見てたんじゃなくて、自分のことをちゃんと見てたって分かる。だから、わしに“おままごと”を求めるのはもうやめてなってだけ伝えたら、他に言うべきことはないのかも。家族以外に家族としての生活を求めたのが何故なのかなんてとても分からないけど、そうしたかったって伝えてくれたおかげでスッキリしたモヤモヤがあるし、本音にちょっとだけ触れられたみたいでうれしい。冬の日には分からなかった心の内をちょっとだけ見せてくれたって信じるし、HiMERUはんが愛しく思ってるのは弟はんであり、それとは異なる存在のわしであり、Crazy:Bのみんなとの日常だって信じるし、今はそんでええわって感じなんかな。この先も一緒におるんやし、少しずつ知っていけば。
#ストーリー #HiMERU #俺