付き合ってないこはひめの数年後のハロウィン。 燐音がこはくに仕掛けたことで、肩トントン叩いて振り向いたら頬に人差し指が当たるっていたずらがインプットされたこはく。 10月31日、楽屋で2人待機中。なんとなくトリックオアトリート言ってみたら、メルはお菓子持ってなかった。「ほないたずらするで」言ったところで、スタッフが呼びに来て、メルが行ってしまった。 夜、共有ルームでソファーに掛けて何かしてるメルを見かけて、そういえば結局いたずらせんかったな……でもいたずらっち言うても何をしたら……て考えてたらピンときた。メルに近づいて軽く肩叩く。 初めて仕掛けたから上手いことできなくて、何か返事しながら振り向いたメルの口に人差し指が入ってしまう。第一関節くらいまでがくちびるに挟まれてる状態に。2人とも何が起きたか分からなくて一瞬固まる。 「わっ、わー!堪忍!」 「いえ、こちらこそ……」 「ごめんな……ぬしはん見たら、そういえば昼間はいたずらし損ねたなーっち思い出して、出来心で……ほっぺたに当たる予定やってんけどな?」 「事情は分かりましたので、大丈夫ですよ。手、気持ち悪いでしょう。早く洗ってきてください」 ってメルは本心から言ってるけど、こはくは気持ち悪いどころか、なんか変な気持ちになって困る。のちにこの時のことを擦り切れるほど思い出すことになる。 こはひめ 2023/10/31(Tue)
燐音がこはくに仕掛けたことで、肩トントン叩いて振り向いたら頬に人差し指が当たるっていたずらがインプットされたこはく。
10月31日、楽屋で2人待機中。なんとなくトリックオアトリート言ってみたら、メルはお菓子持ってなかった。「ほないたずらするで」言ったところで、スタッフが呼びに来て、メルが行ってしまった。
夜、共有ルームでソファーに掛けて何かしてるメルを見かけて、そういえば結局いたずらせんかったな……でもいたずらっち言うても何をしたら……て考えてたらピンときた。メルに近づいて軽く肩叩く。
初めて仕掛けたから上手いことできなくて、何か返事しながら振り向いたメルの口に人差し指が入ってしまう。第一関節くらいまでがくちびるに挟まれてる状態に。2人とも何が起きたか分からなくて一瞬固まる。
「わっ、わー!堪忍!」
「いえ、こちらこそ……」
「ごめんな……ぬしはん見たら、そういえば昼間はいたずらし損ねたなーっち思い出して、出来心で……ほっぺたに当たる予定やってんけどな?」
「事情は分かりましたので、大丈夫ですよ。手、気持ち悪いでしょう。早く洗ってきてください」
ってメルは本心から言ってるけど、こはくは気持ち悪いどころか、なんか変な気持ちになって困る。のちにこの時のことを擦り切れるほど思い出すことになる。